犬が血便!下痢も嘔吐もある場合の原因は?

愛犬から血便が!?

下痢や嘔吐もしているけど大丈夫!?

突然の血便、下痢や嘔吐に驚いてしまうかもしれません。
ここでは、そんな時の対処法について纏めています。

愛犬の健康の為に、ぜひ参考にしてみてください。

犬の血便や下痢、嘔吐の原因は?

愛犬が突然の下痢や嘔吐、ましてや血便が出た時には青ざめてしまいますよね。
ただし、飼い主さんが落ち着く事が一番重要です

次に原因別の対処をしていきましょう。

血便の原因と治療法は?

愛犬に血便が出ている時は、まずその血便の様子と愛犬の様子を観察しましょう。
血液の付着状況によって、原因が変わってきます。

考えられる原因は下記の5点が上げられます。

・肛門が切れて出血している
・異物誤飲や寄生虫などの出血
・ウイルス感染
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍
・胃がん、大腸がん

上記の症状には、様子を見れば良いものから早急に処置が必要なものまでありますので、まずは観察が大切です。

そして愛犬の様子はどうでしょうか?

血便が出てもケロッとしているのか、ぐったりして動かないのか、
これだけでも、症状の重い軽いが分かるはずです。

血便はどんな症状?

血便が出た場合、様々な症状が現れます。
それらを観察することで、どこから血液が出ているのかある程度は予測することができます。

・便の外側に鮮血が付着している

便の周囲に血液が付着、しかも鮮血の場合は、出血してから間もないことが分かります。
ですから、肛門に近い位置からの出血と考えることができます。

便が硬過ぎるために肛門や直腸、粘膜を傷つけてしまって出血している場合があるので
便の硬さもよく確認してみてください。

・便の内側・外側に鮮血が付着している

便の内側にも鮮血が付着している場合は便になる前の段階での出血が考えられます。
異物誤飲で腸が傷ついていたり、寄生虫による出血などが考えられます。

この場合、体力のない小型犬やシニア犬は貧血を起こす可能性があります。
便のニオイが強かったり、下痢などの場合は特に注意しましょう。

・血の色が黒っぽい、タール状の便

鮮血ではなく便に混ざる血の色がドス黒かったり、ネバネバとタール状になっている場合は
黒色便とも呼ばれ、あまりいい傾向ではありません。

血の色が黒い場合は、小腸から上の器官からの出血が考えられます。
タール状になるのは、これらの器官から相当量の出血があるといえるのです。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの他、気管や肺からの出血などが影響している可能性があるので
すぐにでも獣医師の診察を受けましょう

治療法とは?

血便の治療法はやはり、どこからの出血であるか見極める必要があります。
病院に行く場合は血液量が多かったり、飼い主さんでは原因が分からない場合です。

肛門周辺の出血で、肛門嚢炎を起こしている場合は、
切除することが多くなるでしょう。

肛門周囲腺腫など、肛門周辺の疾患は去勢手術を受けておくことで、
罹患をかなり防ぐことができます。

寄生虫がいる場合は駆虫剤投与が行われます。

フィラリア成虫が多数寄生している場合は、この成虫は心肺系に寄生するため
緊急な対処と治療が必要となります。

下痢の原因と治療法とは?

犬の便は通常便、軟便、下痢便に分かれます。
犬の下痢便はドロドロの泥状から液体状のものを指します。

考えられる原因は下記に記載します。

・食べ過ぎ、飲みすぎ
・お腹が冷えた
・食べ慣れないものを食べた
・細菌やウイルスに感染した
・傷んだものを食べた
・胃腸の不調
・ストレス

前の日の食事の内容や、食事の様子でおかしな事がなかったか思い返して下さい。

下痢はどんな症状?

犬の下痢には「様子見で問題ないもの」と、「すぐにでも病院に行った方がいいもの」があります。

飼い主さんが前日の食事を振り返って、原因が特定できる場合は
基本的に問題ありません。

例えば食べ過ぎ、変なものを食べた、傷んだものを食べた、などが該当します。
また、1回きりの下痢でおさまったり、複数回目の便が下痢であった場合も同様です。

下痢だけで嘔吐がない場合も「様子を見る」で問題ないでしょう。

反対に下痢だけでなく嘔吐を伴う場合は注意が必要です
嘔吐物の中に血液が混ざる場合は、命にかかわることもある重症疾患の可能性があります。

獣医師に診せる場合は、「中毒」、「拾い食い」、「異物の飲みこみ」を確認されますので
犬の状態を把握しておきましょう。

治療法とは?

下痢の治療法としては、病院で抗生物質と整腸剤を処方されることがあります。
主にビオフェルミン整腸剤を処方されることが多いです。

しかし抗生物質は最近を殺すための薬です。
通常のビオフェルミン整腸剤では、せっかくの善玉菌も一緒に殺されてしまいます。

そこで抗生物質に殺されないように調整された「ビオフェルミンR」という薬があります。
抗生物質と同時に処方されるときに使われている整腸剤です。

これらを飲み続けることで、害のある細菌を殺し、同時に善玉菌を腸に増やしていくので
下痢が回復していきます。

嘔吐の原因と治療法とは?

犬の嘔吐は食事をしてからある程度時間が経過してから吐くことをいいます。
一度胃に入った食べ物が筋肉の収縮によって力強く押し上げられ、胃の内容物を口から吐き出します。

食べてすぐに吐くのは嘔吐とは言わず、吐出といいます。
吐出は食道内の食べ物を無意識に口から排出するだけなので、問題ありません。

考えられる原因を下記に記載します。

・食べ過ぎ、傷んだものを食べた
・消化管の腫瘍
・細菌感染症
・腸などに異物が詰まっている
・車酔い
・空腹

車酔いと空腹は環境が変われば回復します。

嘔吐はどんな症状?

嘔吐の場合も「様子見で問題ないもの」と、「すぐにでも病院に行った方がいいもの」があります。
下痢と同じで、一過性の嘔吐で犬に元気があれば様子見で問題ありません。

犬は空腹の場合、胃液を吐く習性があります
胃液は黄色っぽい泡混じりのものなので、見ればすぐに分かります。

また、車酔いする犬は多いです。
一過性、空腹、車酔いに関しては様子を見れば、慌てる必要はありません。

病院に行った方がいい嘔吐は感染症や異物が詰まっている場合です。
その場合、嘔吐と一緒に血混じりの、トマトケチャップのような下痢をすることがあります。

吐いたものに異物が混じっていないかも確認しましょう。
病院に行くときには、吐いたものも一緒に持参すると良いです。

また3日~4日継続して嘔吐する場合も、すぐに病院に行きましょう。
命に関わる閉塞の可能性があります。

治療法とは?

嘔吐の治療法も通常であれば下痢と同じように病院で抗生物質と整腸剤を処方されます。
大半はそれで様子を見ればよくなるでしょう。

しかし異物誤飲や命に関わる感染症の場合は別です。
異物がどこかに詰まっている場合は、詰まった箇所が腐ってしまい、大手術になる可能性もあります。

感染症の場合も消毒や胃洗浄など手術になることがあるので発見は早い方が良いです。
嘔吐がひどくいつもと明らかに様子が違う場合は、早急に病院に連れていきましょう。

飼い主が愛犬を危険から遠ざける努力も大切

犬は落ちているものを拾い食いすることがあります。
散歩などに行った時に、飼い主さんの目を盗んで虫などを食べてしまうこともあるのです。
虫にはどんな寄生虫がいるか分かりません。
些細なきっかけで重大な病気に発展する可能性もあります。

おもちゃなどを誤って飲み込んだ場合は、腸などに詰まってしまうことがあります。
その場合は食べ物が受け付けられずに嘔吐をするようになります。

血便の原因のひとつである癌や腫瘍にならないための薬や特効薬はありませんが
寄生虫やウイルス感染、誤飲・誤食を防ぐことや、胃腸炎、大腸炎になりにくくすることには、飼い主さんの努力で実現可能です。

血便や下痢、嘔吐の対策として普段の食事が大切

血便、下痢、嘔吐はどれも日頃の食事が原因で発生するものです。
基本的に体内に入っていくものは、口から食事として入れていくからです。

ちょっと賞味期限が切れているフードや何日も置きっぱなしだったご飯など、
「大丈夫だろう」と思って食べさせたら、大変なことになったという体験談は後を絶ちません

傷んだ食事や賞味期限が切れたものは、目に見えない細菌が発生している可能性があります

●合わないドッグフードを与え続けると病気になる

さらに、犬によっては体質に合わないドッグフードがあります。
そして合わないフードを与え続けることで、病気になる可能性が高まるのです。
ドッグフード教会の発表では、与えるドッグフードによって平均寿命が2倍もの差がついたと紹介されています。

下記はドッグフードが原因で起こる症状の一例です。

・涙やけや目ヤニ
・体臭がひどくなる
・腎不全
・毛並みの悪化
・皮膚炎
・尿路疾患

人間が体質に合わないものを食べるとじんましんが出たり、お腹が痛くなったりするのと同じで、猫も体質に合わないフードを食べ続けることは、健康を害すると言えるのです。

獣医師が市販のドッグフードをおすすめしない理由をこちらで纏めています。
ドッグフードについて詳しく知らない方は参考にしてみてください。

>>なぜ獣医師は市販のドッグフードをおすすめしないのか?

まとめ

いかがでしたか?

便は健康のバロメーターです。

便に異常があれば、胃腸のみならず、体内に何らかの異変が起きていると考えて、
その便を持ち、すぐに獣医さんの診察を受けて下さい。

トイレシーツの始末をする時、散歩で便を拾う時、いつもそれを観察して
いつもと違うところはないか・・・と、愛犬の健康管理に役立てていって下さい。

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