Q&A:老犬がくるくるまわる病気は?|質問と獣医師による回答

質問:老犬になるチワワがくるくる回るようになりました。何か病気ですか?

 

我が家の愛犬(チワワ、15歳)が、
よく自分のしっぽを追うようにくるくる回っています。

最初は遊んでいるのかと思って気にしていませんでしたが、
あまりにも執拗にやっているので心配です。

これは何かの病気なのでしょうか?

 

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回答:遊んでいるだけかもしれないが、痴呆の可能性もあります。

質問者様がおっしゃる通り、
もしかするとしっぽを追いかけて遊んでいるだけの可能性もあります。

しかし、いくつか心配な病気もあるのでご紹介します。

 

まず年齢から考えられる病気は「痴呆」です。

これを聞いて驚く方もいますが、犬も歳をとると痴呆が始まることがあります。
まずは痴呆のサインがあるかどうか下のリストでチェックしてみてください。

 

<痴呆のサイン>

  • 呼びかけに反応しない
  • 昼夜の逆転
  • 夜鳴きや無駄吠えが多い
  • 食欲が旺盛なのに痩せてくる
  • 一方方向にしか進めない(ex.壁などにあたっていてもそれでも前に進もうとするなど)
  • 徘徊したり同じ場所をくるくる回る
  • トイレを失敗してしまう
  • 寝ている時間が増えた
  • 飼い主を認識できない

 

これらに当てはまるものがあれば、
くるくる回るのは痴呆のサインかもしれません。

犬の痴呆は人間と同じように進行性のものですが、抗酸化作用のあるものや
DHAを含むサプリメントで症状が軽減できることもあります。

これからどんどん他にも症状が出てくる可能性があるので、
まずは動物病院に相談してみましょう。

 

薬の処方はもちろんのこと、
愛犬への接し方や介護の仕方なども教えてもらえます。

今回とはあまり関係ありませんが、犬も年齢を重ねると
心臓病や腎臓病、関節炎、白内障などさまざまな病気になりやすくなります。

それらの病気がないか確認してもらうという意味でも
動物病院を受診してみてもいいかもしれません。

 

 

もう一つ心配なものは「常同行動」です。

常同行動は強迫性障害ともいって、
同じ行動を異常なほど繰り返すという特徴があります。

常同行動には今回のように自分のしっぽを追いかけぐるぐる回ったり(尾追い行動)、
足先を執拗に舐め続けたり、空気をパクパク食べ続けたりといったものがあります。

これらはストレスや不安、恐怖などが強くなると、
これらを打ち消そうとして行動を起こすとされています。

 

体の病気というより心の病気ですが、放っておくのはあまり名案ではありません。
今回のような尾追いの場合、しっぽをつかまえてしっぽが傷つくまで噛んでしまう
なんてことになってしまうこともあります。

 

治療には抗不安薬などの薬やサプリメントによる薬物療法や、
沢山遊んであげることなどによる行動療法があるので、
まずは動物病院を受診してみてください。

最近では専門の科を設けている動物病院もあるので、
選択肢の一つとして考えてみてもいいかもしれません。

 

他にも稀ですが脳腫瘍などの病気の可能性もあります。

いずれにせよ、放っておくのはかわいそうなので、
まずは動物病院を受診してワンちゃんのQOL向上に努めてあげましょう。

 

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