犬の腎臓病の原因と症状は?食事はどうする?
中高齢犬によく見られる病気には
どんなものがあるのかご存知ですか?
犬も人間同様、加齢とともにさまざまな病気に
かかりやすくなります。
腎臓病はそのうちの1つで、比較的よくみられる病気です。
とはいっても腎臓病がどんな病気なのか
わからない方も多いと思います(>_<)
そこで今回は腎臓病の原因や症状、食事などについて
教えちゃいますよー(*^^)v
愛犬に当てはまる症状がないかどうか
チェックをしながら読んでみてくださいね♪
では、さっそく腎臓病の原因からみていきましょう!
犬の腎臓病の原因は?
まず、腎臓病は原因が存在する部位によって
腎前性腎臓病、腎性腎臓病、腎後性腎臓病の3つに
分けることができます。
漢字ばかりでちょっとわかりずらいですね\(◎o◎)/!
決してわざとではないのですが・・・(汗)
さぁ、気を取り直して一つずつみていきましょう♪
・腎前性腎臓病
これは腎臓の前、つまり腎臓に流れてくる血液量の変化が
原因で起こる場合をいいます。
脱水や心臓病、貧血などによる腎臓病がこれに当てはまります。
・腎性腎臓病
これは腎臓そのものの障害が原因で起こる場合をいいます。
腫瘍や薬物、感染症、外傷などによる腎臓病が
これに当てはまります。
・腎後性腎臓病
これは腎臓の後ろ、つまり尿路系の障害が原因で
起こる場合をいいます。
尿石症や腫瘍などで尿を体外へうまく排泄できずに起こる
腎臓病がこれに当てはまります。
並べると漢字ばかりでごちゃごちゃしてしまいましたが、
3つとも漢字のままですね(^_^;)
もちろん、あまりピンとこなくても、原因がどれだか
わからなくても、きちんと獣医師が原因を調べるので
心配しなくても大丈夫です♪
Orignal update by : Mariposa Veterinary Wellness Center in Lenexa, KS
原因よりも気にしなければならないのが“症状”です。
では、腎臓病にはどんな症状があるのでしょうか。
スポンサードリンク
犬の腎臓病の症状は?
病気になったばかりの頃は元気で特に症状がないため
気づきにくいこともあります。
ですが、だんだん食欲が低下したり、多飲多尿といって
水をがぶがぶ飲んで薄いおしっこをする、などの
症状がみられるようになります。
さらに症状が進行すると体重が減り、嘔吐や下痢などの
症状が現れるようになります。
そして末期になるといよいよ元気がなくなり、痙攣などの
神経症状がみられるようになり死に至ります。
水をやたら飲むようになることを不思議に思い
動物病院を受診したら腎臓病だった、という
飼い主さんはとても多いので、こういった症状が
ないかどうか普段からよく観察してあげてくださいね(^^)
そんな腎臓病ですが、実は食事管理が
とても大切な治療になります。
食事管理なのに治療?と思うかもしれませんが、
腎臓病は少しでも進行を遅らせることが大切なのです(>_<)
では、具体的にどのような食事をとったら良いのかみていきましょう♪
犬の腎臓病の食事は?
腎臓病になると薬での治療と同時に、食事療法を行います。
といっても腎臓病用の療法食があるので、おやつをやめて
いつもの食事を療法食に変えるだけでOKです。
腎臓病の療法食は、腎臓病の進行を遅らせるために
作られた食事で、さまざまな配慮がなされています。
とはいっても腎臓病だからといって必ず療法食を
食べなければいけない、というわけではなく、
また、療法食にも複数の種類があります。
病気の進行具合などによって対処が異なるので、
食事療法を行う際は必ず獣医師の指示に
したがってくださいね(>_<)
Orignal update by : Dagny Gromer
次は気になる治療法とその費用についてみていきましょう(*^_^*)
犬の腎臓病の治療法と費用は?
残念ながら腎臓病に対する特効薬はありません。
一度壊れてしまった腎機能は元に戻ることができないのです。
しかし、何もしないわけではありません。
薬や食事療法によって症状を抑え、病気の進行を
遅らせる治療を行います。
慢性腎臓病の場合には通院治療が基本となります。
症状や病気の進行具合をみながら内服薬
(血管拡張剤や活性炭など)や療法食、
点滴を組み合わせていきます。
症状が安定していれば月に1回程度の通院が必要で、
1ヶ月分の内服薬と療法食、病院での皮下点滴もしくは
自宅での皮下点滴セットの購入でだいたい1~2万円前後かかります。
腎臓病は治る病気ではないので、この治療が生涯続くと思って下さい。
急性腎臓病の場合には入院治療が必要になります。
静脈からの点滴を行い、注射や内服薬、療法食による
治療が行われ、場合によっては透析を行います。
状態が安定するまでだいたい1週間前後入院治療を
行うため、十数万円かかると思っておくと良いでしょう。
また、二次的に腎臓病を起こしている場合には、
その原因に対する治療も同時に行われ、
薬代や処置代、手術代などがプラスで発生します。
腎臓病の治療費は決して安いものではないと
いうことを覚えておきましょう。
次は余命についてみていきます。
余命はどれくらい?
慢性腎臓病の場合、末期でない限り余命は
数か月~数年といわれています。
もちろん、年齢やどの段階で治療を始めたのか、
個体差などはありますが、早期発見・早期治療が
できれば症状をコントロールしながらかなり長生きができます。
一方急性腎臓病で治療が遅れた場合や末期の
慢性腎臓病の場合、あまり長く生きることができません。
ただし、急性腎臓病の場合は早期発見・早期治療によって
腎機能が回復したり、慢性腎臓病へと移行したりと、
長生きできることがあります。
まとめ
いかがでしたか?
腎臓病はとにかく早期発見・早期治療がカギとなります。
中高齢犬に多い病気でもあるので、7歳を過ぎたら
最低でも1年に1回は健康診断を受けるようにしましょう。
また、腎臓病が疑われる症状が見られた場合は
早急に動物病院を受診してくださいね(^^)


コメント
この記事へのトラックバックはありません。
私の犬は気づくのが遅かったため、
1ヶ月たったかたたなかったかくらいで
旅立ってしまいました。
皆さんも犬にちょっとした異変があったら
病院へ連れていくことをお勧めします。