猫の尿の色は?正常時の量や回数はどれくらい?
シャーッ
猫トイレから聞こえる勢いのいい音。
何かと思えば猫ちゃんがトイレ中・・・
猫は比較的トイレを覚えるのが早く、
いつも決まった場所で排尿をします。
キレイ好きなのですぐに砂で隠してしまいますが、
猫の尿って健康のバロメーターなんですよ。
汚いなんて思わずに、可愛い愛猫の為です。
必ずチェックしましょう。
チェックって?一体何を見ればいいの?
そんな猫ちゃん初心者さんの為に、
猫のおしっこのチェック項目を解説します。
おしっこの状態からまさかの病気を早期発見できるかもしれません。
これは必見ですね!
猫の尿の色ってどんなの?濃いのは病気?
まず見て欲しいのは、猫の尿の色です。
元気な時の猫の尿の色は黄色~琥珀色の間くらい…。
決して濁ったような感じではなくて、透明です。
人間とそう変わらないと思ってください。
人間と同じであれば、色が濃くなると何かあるのでは…と考えますよね。
例えば朝一番のおしっこの色が濃かったからといって心配はありません。
また、冬の寒い時期は水分を取る量や運動量が減ることから、
一時的に尿が濃くなることもあります。
一時的なものであれば、
多少濃い尿が出ても心配することはないですよ。
人間と同じなので
わが子のような気持ちで見守っていれば問題ありません。
濃い黄色~褐色の尿が続いたり、
泡立つ尿が出ている場合は注意が必要です。
様子を見て、変わらないようであれば一度、病院でみてもらいましょう。
猫の尿の量と回数はどのくらい?
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次に尿の量とトイレに行く回数を観察してくださいね。
猫の1日に排出する尿の量は、その猫の体重によって変わってきます。
体重1キロにつき、22~30mlが正常な尿の量です。
大きめな猫ちゃんほど、尿の量も多いんですね。
食べる量も多いでしょうから、自然の摂理でしょうか…。
この正常量のだいたい2倍以上の尿をするようであれば、多尿となります。
1/2以下を乏尿、1/5以下を無尿と考えます。
ご、1/5ってほぼ出ていないですよね?
これは体に毒素を溜めこんでいる危険性大というのは、
分かりますよね。
回数は1日平均2~3回。
赤ちゃんの頃は大人に比べて1回の量が少ないので回数が増えますよ。
猫の尿で気付ける病気ってある?
ここからが大事なところです。
毎日猫の尿を観察していて、何だかおかしい…と気づいたら
どんな病気を疑えばいいのでしょうか?
色や量だけでなく、猫の行動でも判断ができます。
頻繁にトイレに行くのに出ている気配がない、
出ているのに何度もトイレに行くなど
いかにも、おかしい行動ですよね。
猫がかかりやすい下部尿路疾患のほとんどが「突発性膀胱炎」です。
しかも原因がよく分かっていません。
我が家の猫もコレ、なったことがありました。
動物病院でも「これといった原因は分からない」と言われて
「はぁ?」ってなった記憶が。
しかし「あえて言うなら…」と言われたのが「ストレス」
ガーン…。
トイレが汚かったり、場所を変えてしまうと、
猫は嫌がって我慢しようとします。
その結果、膀胱炎になるんだ、と…。
確かに言われた通りだったので、深く反省しましたよ。
治療法としては症状緩和の為にお薬を点滴して、
尿の量を増やす処置がされます。
トイレってそのくらい、猫ちゃんには大事なんですね。
次に多いのは「尿石症」
食事などから過剰に摂取したミネラルや代謝異常が原因で
尿中に排泄される尿石成分が増えてしまう症状です。
膀胱内に長時間ミネラルが溜まると結晶化してしまい、
そのうち結石になってしまうのです。
ここまで来ると、尿がまったく出ない状態になってしまうので、
毒素が溜まり短期間で死に至るくらい大変です。
早期発見が猫ちゃんの生死を分けますよ!
注意してほしいのは、こんな症状です。
・ 尿が出づらい
・ 血が混じったような色の尿が出る
・ 尿がキラキラと光っている
・ 砂状のザラザラしたものが混ざっている
最後の光っているあたりは、結晶化していますから大変危険です。
わー、珍しいなどと感激してはいけませんよ。汗
まとめ
人間も猫も病気は早期発見が重要です。
猫を飼ったからには、毎日どんな尿をしているのか、
色や臭いなどチェックすると良いですね。
ある程度、飼い猫の元気な時の尿の状態や習慣を知っておかないと
いざという時、判断できませんからね…。
愛猫の体調不良に気づけるのは飼い主である、あなただけです。
猫ちゃんのSOSをちゃんと受け止めてあげてくださいね。
猫のおしっこの問題は食生活にあるかもしれません。
獣医師が本音で語る、キャットフードの怖い話もぜひ参考にしてみてください。
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