犬の乳がんの症状は?余命はどれくらい?
女性ならば誰しもが気になる「乳がん」。
実は犬のがんの中でも
かなりメジャーな病気であることをご存知でしょうか?
犬の乳がんは、良性のものも含めれば、
雌犬の腫瘍のおよそ半数を占めています。
それほど身近ながんにもかかわらず、
どんな病気であるのか意外と知られていないのが現状です。
そこでここでは乳がんの原因や症状、治療法、
治療の費用や余命についてまでお話しさせていただきたいと思います。
実は雄犬も乳がんになることがあるので、
雄犬の飼い主さんもぜひ目を通してみてください(^^)
では、まず乳がんの原因からみていきましょう!
犬の乳がんの原因は?
Orignal update by : Giuseppe Moscato
犬が乳がんにかかってしまう
大きな原因とはなんなのでしょうか?
残念ながら、
今のところはっきりとした原因はわかっていません(>_<)
しかし、女性ホルモンや遺伝的要因が
大きく関係しているといわれています。
また、乳がんになるかどうかは
避妊手術を行う時期と密に関係しています。
というのも、初めての発情の前に
避妊手術を行っている場合の発病率は0.05%とかなり低いんです(^^)
そしてその後に発情を繰り返すと乳がんの発病率が上がっていき、
2回目の発情以降になると
その乳がんの発病率は26%にまで上がってしまいます。
その他にも肥満がリスク要因の一つと考えられていて、
痩せている犬の方が肥満犬よりも
乳がんの発生率が低いともいわれています。
ということは、初めての発情の前に避妊手術を行って
肥満にならないようにすれば
乳がんにならずにすむかもしれないということですね♪
原因がわかったところで次は症状をみていきましょう!
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犬の乳がんの症状は?
乳がんはおっぱいの横に1つ以上のしこりができます。
大きさなどはさまざまですが、みるみるうちに大きくなり、
じゅくじゅくして出血することもあります。
形はぼこぼこしていることが多いようです。
また、転移をするとそれに伴った症状が現れます。
しこりが小さいうちは良性の腫瘍と見分けがつかないですよね(汗)
なので、しこりや不自然な皮膚のふくらみなどを見つけたら、
その時点で動物病院を受診することをおすすめします(^^)
次は肝心の治療法とその費用についてみていきましょう!
乳がんの治療法と費用は?
乳がんのうち、50%が転移性の高いものであるといわれています。
また、抗がん剤が効きにくいので、
基本的には外科手術でしこりを取り除きます。
転移がなければしこりを取り除くことで完治します。
切除の方法はさまざまで、
・しこりが存在する乳腺とつながりの深い乳腺を取る方法
・しこりが存在する片側すべての乳腺を取る方法
・すべての乳腺を取る方法
があります。
費用は切除の方法やしこりの数などによってかなり幅があり、
数万円~十数万円のことが多いようです。
また、すべての乳腺を取る場合には
2回に分けて手術を行うことが多いので、その分費用もかさみます。
同時に避妊手術を行うことも多いので、
費用についてはあらかじめ動物病院に問い合わせをしておきましょう(>_<)
Orignal update by : Jim’s Photos1
そして次最後は乳がんの余命についてです。
乳がんの余命は?
転移がない場合は外科的にしこりを取り除けば完治が見込めます。
しかし、
・“炎症性乳がん”という乳がんの中でも特に悪性度の高いがんの場合
は余命はあまり長くありません。
このような場合にはいかに痛みを取ってあげるかが大切になります。
予後不良だからと言って何もできないわけではありません。
少しでも愛犬が痛みから解放されるような選択をしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
乳がんはある程度予防が可能な病気です。
正しい知識を身につけ、愛犬を乳がんから守ってあげましょう(^^)
しこりが見つかっても良性の腫瘍の可能性は十分にあります。
また、乳がんだとしても転移をする前に手術ができれば
完治する可能性もあります。
しこりに気づいたら
早急に動物病院を受診するようにしましょうね!


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