猫の黒い目やには異常?上手な目やにの取り方は?
愛猫に黒い目やにが出ているけど大丈夫なの?
目やにをキレイにする方法とは?
この目ヤニの原因、キャットフードだったの!?
「猫の目元に溜まる黒い目やに」
黒いだけに、悪いもののような気がしませんか?
猫の目やには生きていく上で必ず出ますが、中には注意をしなければならない目ヤニもあります。
また、目ヤニを放置すると目の病気となって、最悪の場合失明をしてしまいます。
大切なのはその目やにを放っておかずに、飼い主さんがキレイにしてあげること。
しかし猫側も嫌がって取らせてくれないかもしれません。
そこでここでは、飼い猫の目やにをキレイにする方法を纏めていきます。
目次
猫の目やには危険じゃない?黒い目やには異常なの?
Original update by : 写真AC
猫の目やには、涙の中に含まれる粘液に、
古くなった細胞や目に入ったごみ等が混ざってできた老廃物です。
寝起きに目頭や目の縁に目ヤニが少し出るぐらいは
正常な新陳代謝によるもので健康な証拠と言えます。
逆に目やにがまったく出ないと
目を清潔に保つ機能が働いていないことになるので、
目やには必要です。
この正常な目やにの色味は、
コーヒーの出がらしのような赤色、赤褐色、茶色、黒色です。
そのため、黒い目やには決して異常な色ではありませんので、
安心してください。
スポンサードリンク
危険な目やにとはどんな色や状態をしているの?
Original update by : 写真AC
危険な目やにとは、目やにが白や黄~緑色、目やにの量が多い、
涙・粘りがある目やに・くしゃみ・鼻水を伴うものです。
正常か危険(異常)かを見分けるポイントが3つあり、
目やにの色・量・目やに以外の症状で判断できます。
色・量・症状別に挙げていきますので、
今後いずれかに該当する場合は病院に連れて行きましょう。
◆目やにの色
・白っぽい
・黄~緑色
◆目やにの量
・多く出る
・まったく出ない
◆目やに以外の症状・特徴
・片目だけ目やにが出る
・涙が多く出る
・痛がってショボショボして、目を閉じようとする
・目やにがじゅくじゅくして粘りがある
・白目の部分が充血している
・くしゃみや鼻水が出る
危険な目やにの場合は、
細菌やウイルス感染・外傷・花粉症・アレルギー・猫風邪などのリスクもあります。
色々な病気の可能性があるので、日々のケアで気付いたら
すぐに病院に連れて行ってあげましょう。
黒い目やにを取って猫の目を綺麗にする方法は?
目やには放っておくと目の縁で固まってしまうので、
飼い主が取ってあげる必要があります。
また、ケアすることで目を綺麗に清潔に保つだけでなく、
異常な目やにから病気の早期発見もできます。
ただ、目はデリケートな部分であり、
目ヤニを取ろうとして目を傷つけてしまう事もあるので
注意が必要です。
目ヤニのケアは、湿らせたコットンや
ペット用のウェットティッシュでこまめに拭いてあげます。
この時の注意点がいくつかあります。
- アルコール成分が入っているウェットティッシュは使わない
- 綿棒は猫が動くと目を突いてしまう危険があるので使わない
- 猫が怖がらないように撫でてリラックスさせてからケアする
- 爪が当たらないようコットンやウェットティッシュを巻く
- 皮膚が傷付き炎症を起こさないよう、乾いたもので拭いたり強く擦ったりしない
慣れるまでは怖いと思いますが、
自分の目やにを取るのと大差はないので優しくケアしてあげましょう。
目やにが固まってこびりついて取れない場合は?
目やにが固まっていて、普通のケアの仕方では取れない場合は
どうしたらいいのでしょうか?
炎症にならないように強く擦ってはいけないとなると…
どうしたらいいのか分からないですよね。
目やにが固まって取れない場合は、
ぬるま湯で濡らしたタオルを顔に乗せて
目やにを柔らかくしてからケアすると取りやすくなります。
水よりぬるま湯の方がふやける速度が速くなり、
何度か繰り返せばいずれ取れます。
無理に取ろうとすると猫ちゃんだって痛いので、当然嫌がります。
1度で取れなければ複数回に分けて取るようにするといいですね。
できれば目やにを取った後に、
猫用の目薬をさしてあげるのがオススメです。
猫の目やにの原因はキャットフード!?
・目ヤニの色が少しヘン
・涙やけができる事がある
実は、猫の目やにの原因の一つとして、与えているキャットフードが合わない場合があります。
普段、何げなく与えているキャットフードですが、キャットフードに含まれている成分で猫の細胞は作られます。
実は慎重に選ぶべきなのに、安いという理由で表示を良く見ずに購入していませんか?
もし、与えているキャットフードに異常なものが含まれていたら、猫の体に支障をきたすのは明確です。
化学物質や添加物、粗悪な原材料は内臓に悪影響を及ぼします。
その症状のひとつに目やにがあります。
目やに自体は目の中を正常に保つための当たり前の働きであり、病気ではありません。
しかし色がおかしい、量が多いなど、異常を感じる場合はフードを疑った方が良いでしょう。
目やにを改善するためには添加物や保存料が無添加なのは当たり前のこと、
猫の消化を妨げる穀物が配合されていない「グレインフリー」のキャットフードが良いとされています。
もともと肉食である猫は穀物の消化能力が弱く、穀物を摂取しすぎると腎臓に負担をかけてしまうのです。
徐々に弱った内臓機能が、目ヤニや涙やけ等の症状として表れてきます。
また、肉系フードを食べて目やにがひどくなる場合もあります。
肉系が体質に合わない場合もあるので、その際は魚を主成分としたフードを選ぶようにしましょう。
身体に良いキャットフードを食べ続けていると、血液や体の組織、細胞、体液の状態が良くなり
目やにも自然に治まるはずです。
人間にとって食べるものが大切なのと同じように、猫にとっても食べ物は重要です。
「安さ」で選んだキャットフードで病気になっては、元も子もありません。
市販のキャットフードを与え続けることで、目やに以外にも病気を引き起こす可能性があります。
どんなキャットフードを選べば良いのかは、以下の記事にまとめましたので、参考にしてくださいね。
>>なぜ獣医師は市販のキャットフードを推奨しないのか?フードの正しい選び方とは?
まとめ
いかがでしたか?
猫の目やには老廃物を出そうとする正常な新陳代謝によるもので、
危険ではありません。
猫の黒い目やには正常ですが放っておくと固まるので、
湿らせたコットンやペット用のウェットティッシュでこまめに拭き、
日々目をケアする必要があります。
逆に危険(異常)な目やには、
目やにが白や黄~緑色、目やにの量が多い、
涙・粘りがある目やに・くしゃみ・鼻水を伴うものです。
また、既に目やにが固まって取れない場合は、
ぬるま湯で濡らしたタオルを顔に乗せて
目やにを柔らかくしてから取るのが1番効果的ですね。
猫の可愛さの象徴である目を大事にする為にも、
猫ちゃんの目やにのケアやチェックを実践されて下さいね♪


コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。