犬が妊娠した時の症状や兆候とは?妊娠期間はどれくらい!?
最近、病気予防で小さいうちに不妊手術を受けたり、小型犬では難産になりやすいため、なかなか自宅で出産をさせるという機会が少なくなってきました。
とはいうものの、かわいい愛犬の子どもを見てみたい!子孫を残したい!!と思っている方は少なくないと思います。
ここではそんな方に犬の妊娠の兆候から飼い主ができる準備や心構えをみていきたいと思います(^^)
将来愛犬に出産をさせたいと思っている方は特にしっかり知識を身に着けていきましょうね☆
それでは早速犬の妊娠初期にみられる兆候からみていきましょう!
犬が妊娠した時に見せる初期の兆候とは?
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犬の場合、妊娠してすぐには特にこれといった兆候はないのですが、妊娠3週目ごろから
- 味覚が変わる
- 食欲がなくなる
- 嘔吐する
などのいわゆる「つわり」のような症状が見られるようになります。
このつわりの症状は1週間ほど続きます。
そして5週目頃には乳腺が発達し始め、6週目頃にはいよいよお腹がふっくらしてきます☆
また、この頃から食欲が増してきて体重も増え始めます(^^)
では、犬の出産までの期間はどれくらいで、その間に注意すべきことはあるのでしょうか?
犬の出産までの期間やその間の注意点について
私たち人間の妊娠期間はよく「十月十日」といいますよね(*^_^*)
犬の妊娠期間は多少の前後はありますが、平均63日(約2か月)と私たちと比べるとかなり短いんです(*_*)
初めて耳にする方はびっくりするかもしれませんが、犬は本当にあっという間に出産をむかえます。
また、妊娠期間は犬種や体のサイズは特に影響はなく、大型犬であっても小型犬であっても妊娠期間は同じです(^^)
そして妊娠中に特に気を付けたいことは運動と食事です(*_*)
妊娠初期は特に変化がないためいつも通りの生活をしてしまいがちですが、この時期は特に流産の可能性が高いため安静が必要です。
必要以上に運動を控える必要はありませんが、激しい運動は避け、散歩も短めにするとよいでしょう。
シャンプーやトリミングなども控えた方がベターです(>_<)
安定期に入りつわりが終われば体調も落ち着いてくるので、体力をつけるためにも散歩や引っ張りっこといったあまり体に負担がかからないような軽い運動をしてあげましょう!
ボール遊びといった激しい運動や、特にお腹が大きくなってきたら激しい高低差のあるところの上り下りはお腹をすってしまうことがあるため、避けたほうが良いでしょう。
また、妊娠をするとお腹の赤ちゃんに栄養をとられてしまうので、徐々に栄養価の高い妊娠授乳期用のフードか子犬用のフードに切り替えてあげます☆
目安としては、だいたい妊娠35日くらいから徐々に切り替え、通常の1.5倍くらいのカロリー量になるようにします。
ただし、お腹が大きくなってくると胃が圧迫されて一度に沢山の食餌をとることができなくなるので、少量を数回に分けて与えましょう。
では、出産をむかえるにあたって飼い主ができる準備や心構えはあるのでしょうか?
飼い主ができる準備や心構えとは?
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妊娠したかな?と思ったらまずは病院で検査を受けましょう。
犬の場合は、妊娠してもホルモン値に変化は起きません。そのため、人間の様に尿検査による簡易的な妊娠診断はできません。
妊娠しているかどうかは、レントゲン検査で妊娠しているかどうかを確認することができます。これは交配後約30日頃から可能になります。
また、妊娠後約45日頃には胎児の頭数や大きさ、骨盤の状態を確認するために再びレントゲン検査を受けましょう。
出産が近づいてきたら、まずは母犬を清潔にしてあげる必要があります(^^)
出産時や授乳時に汚れないよう陰部やしっぽ、おっぱいの周りの毛を短くし、しばらくシャンプーやトリミングもできないのでそれらも済ませておきましょう☆
母犬をきれいにしたら次は産箱の準備をします(^^)/
産箱は木や段ボールで作り、母犬が落ち着ける薄暗い静かな場所に置きましょう。
また、産箱は子犬が出て行かないくらいの高さがあって、母犬が横になっても余分なスペースがある大きさのものが良いでしょう。
中にタオルや新聞紙を割いたものなどを敷いておけば、汚れたらすぐ清潔なものに取り換えることができるのでおすすめです☆
冬場は温度が下がらないようペット用ヒーターや湯たんぽも用意しておきましょう♪
そして出産1週間前になったら1日3回体温測定を行います。
というのも、犬の平熱は大体37.5℃~39℃なのですが、出産が近づくと体温が0.5℃~2℃くらい下がり、37℃くらいまで下がると元の体温に戻り始め、その後数時間~10時間ほどで陣痛が始まるからです。
まとめ
いかがでしたか?
犬の出産は約2か月と非常に短いですが、飼い主さんがやらなければならないことは本当にたくさんあります。
可能であれば、交配をさせる前にこれらの知識をつけておくと安心かもしれませんね(^^)
また、現在妊娠中の愛犬がいる方も、今からしっかり知識を身に着け、愛犬が安心して出産できるよう準備をしておきましょう☆


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