犬のうんちの色でわかる体調や病気とは?
うちの子この前赤いうんちが出たんだけど痔か何かなのかしら?
元気も食欲もあるんだけど心配で・・・(;O;)
先日、仲の良い友達から最近こんな相談を受けました(>_<)
みなさんのワンちゃんの便は普段何色ですか?
では、健康なうんちの色って何色かご存知ですか?
何気なく見ていたうんちかもしれませんが、実はうんちの色だけでもワンちゃんの健康状態がわかるって知っていましたか?
ここではそんなうんちの色にまつわるあれこれをご紹介したいと思います☆
それではさっそくみていきましょう♪
犬のうんちの色で健康状態を判断できるの?
Original update by : Maria Eklind
うんちの色や形状で犬の健康状態を判断することは可能なのでしょうか?
答えは“イエス”です(^^)
もちろん、うんちの色だけですべてがわかるわけではありませんが、健康状態をある程度把握することは可能です☆
食べているものなどによって差はでますが、一般的に健康なうんちの色は茶色~こげ茶色をしています。(^^)
うんちの色は胆汁に含まれている「ビリルビン」という物質によって変化をします。
これは食べる物によって大きく変化し、たとえば野菜や食物繊維を多く摂取していると腸内が酸性に傾くのでうんちは黄色っぽく変化し、肉類を多く摂取していると腸内がアルカリ性に傾くので濃い茶色に変化します。
また、肝臓や胆のうに異常があってこのビリルビンの量が少なくなると白っぽく変化することもあります。
もちろん、食べたものがうまく消化されず便に混じることで色が変わったように見えることもあります(^_^.)
このように、健康状態によってうんちの色は変化することが多いので、いつもとなんだか違うかな?と思った時には、ワンちゃん自身の様子も見てあげるようにしましょうね。
犬のうんちの色が示す病気~黒と赤~
では、うんちの色で病気がわかることもあるのでしょうか?
こちらも“イエス”です(>_<)
その中でも今回は「黒いうんち」と「赤いうんち」に注目していきたいと思います。
黒いうんち
黒いうんちは「タール便」ともよばれています。
タール便は胃や十二指腸など、肛門から離れた消化管から大量に出血している可能性があります。
肛門から離れている場所から出血している場合、肛門にたどりつく間に消化酵素などによって血液が酸化され赤い血液が黒く変化するため、血が混じっているのに黒いうんちが出てきます。
赤いうんち
赤いうんちは比較的肛門に近い場所で出血している可能性があります。
単に便秘等で切れ痔になっている場合もありますが、下痢が続いていて腸の粘膜が傷ついてしまっていたり、炎症や腫瘍、寄生虫感染、ウイルス感染などさまざまな原因が考えられます。
その他にも白っぽいうんちや緑色のうんちなど、実にさまざまに変化します。
単に食べたものによる影響の場合もありますが、数日同じようなうんちが続く場合は病気の可能性も疑ったほうが良いでしょう。
犬の様子をしっかり観察して病院に連れて行こう
Original update by : Phillip A.M.
うんちの色がいつもと違うからといって必ずしも病気が隠れているわけではありませんが、やはりいつもと違う色のうんちをした場合には病気を疑い早めに動物病院を受診する必要があります。
早期発見・早期治療をすることで治療期間が短く済んだり、症状が重くなるのを防ぐことができることもあります。
毎日うんちの色や回数、状態(柔らかい、硬いなど)などを確認することでいち早く異常に気付けるよう習慣づけておきましょう(^^)/
まとめ
いかがでしたか?
たかがうんちと思われるかもしれませんが、実は色がいつもと違うだけでさまざまな病気が隠れている可能性があります。
あまり神経質になる必要はありませんが、犬のうんちを処理する時に少し意識してみると病気の早期発見・早期治療に役立てるかもしれません(^^)
病院を受診する際はできるだけ新鮮な便を持っていくとより正確な診断ができるので、もしできれば持って行ってみてくださいね☆


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