犬が吐く泡の原因は?色によって症状が違う?
お散歩中や遊んでいる最中
愛犬が突然吐き出し、心配で動揺してしまった経験は
犬を飼っている方なら一度はあるのではないでしょうか。
犬は比較的によく吐く動物なので、
基本的にそれほど気にする必要はありません。
しかし原因は何にせよ、
可愛い愛犬が吐いているのは
見ていられないですよね・・・
健康上問題がない「吐き出し」か、病気が原因の「嘔吐」か
違いを適切に理解し、早めに対策を取ることが
早期回復に繋がります。
今回は嘔吐物の種類による原因と対策について
詳しく調べてみました。
嘔吐物によって原因が分かる?
愛犬が嘔吐したら、まず
吐いたものの色と愛犬の様子を見てください。
胆汁、胃液。空腹や食べ過ぎ、ストレスによる逆流。
胃腸が弱っている場合も泡を吐く場合がありますが
適切な対処をすればまず問題はありません。
胃粘膜から出血。
胃潰瘍、腫瘍、血小板減少症などが疑われます。
毒物や腐った物を食べてしまった時も出血することがあります。
血が古くなると、赤い血液が黒色へと変化します。
重病が疑われますので早急に病院に行き、
検査や処置をしてもらう必要があります。
※嘔吐物の色を確認したら、愛犬の様子も注意して観察しましょう。
・ぐったりとした様子はないか
・続けて吐くのか、間をおいて吐くのか
・食事をしてから何分くらい経過しているか
・噴出するように吐くのか
吐いた後、何事もなかったかのように元気で食欲があっても
数時間後にぐったり、というケースは珍しくありませんので
しばらく注意して様子を見るようにしてください。
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犬が吐く原因と対策は?
では、上記に記載した嘔吐物の色別に
詳しい原因と対策を見ていきましょう。
▼透明~白色、黄色、泡のようなもの
・空腹、食べすぎ
冬は夏よりエネルギーが必要なので
冬場に夏と同じ量の餌をあげたりすると空腹状態になり、嘔吐する場合があります。
室内の温度や季節によりご飯の量を見直してあげることも必要です
・消化不良などで胃腸の調子が悪いとき
噛まずに急いで食べると、未消化で吐き出してしまう事が多いので
粒が大きいドッグフードに変えてあげ、早食いグセを直してあげましょう。
他に下痢などの症状もなく元気な場合は、半日~1日絶食して、様子を見ることが基本です。
・興奮によるもの
ただ興奮して吐いているときも泡のようなものが出ます。
吐き続けているわけでないなら心配する必要はありませんが、
優しい言葉をかけ撫でであげ、落ち着かせてあげましょう。
・乗り物酔い
犬も、人間と同じく乗り物酔いをします。
よだれを垂らしたり、震えながら嘔吐したりする場合は
すぐに車を止めて休ませてあげて下さい。
車内の換気や温度に注意し、
ストレスのないように安全運転を心がけましょう。
犬が吐く原因と対策は?
下記のような場合は、命に関わる危険がありますので
自分でどうにかしようとせず、すぐ病院に連れて行って下さい。
▼薄い赤~濃い赤色、黒色
・誤飲食によるもの
おもちゃの破片や散歩中に落ちていたものなど、異物が混入している場合は要注意。
一度吐いただけでは終わらず、何日も続く場合があります。
骨のかけらや、木の破片、針金などが、食道に刺さったりして、
食道の一部を傷つけてしまっていることもあります。
・内臓疾患
免疫力、体力の乏しい子犬や高齢犬は
ウイルスや細菌に感染しやすく、内臓疾患を引き起こす可能性が高まります。
便や嘔吐物に血が混じっていたり、吐いたものが黒褐色になると要注意です。
・感染症・食中毒
下痢、発熱、痙攣など、嘔吐以外にも激しい症状を伴う場合は、極めて緊急性大!
嘔吐物に便臭がする場合は、腸閉塞を起こしている疑いがありますし、
お腹に寄生虫がいる可能性なども考えられます。
激しく吐くうえにひどい下痢や発熱、よだれを垂らしている場合は、
深刻な感染症や食中毒などが疑われます。
まとめ
吐き方やタイミングによって、考えられる病気も変わってくるので
原因の確定はできませんし、必ずしも安心と断言できるという事はありません。
飼い主さんが嘔吐時の状況や情報を
獣医師にきちんと伝えることが診断の大きな手がかりになります。
犬によってアレルギーや持病などがある場合もありますので
ドッグフードひとつから、散歩時の拾い食い、環境の適正化など
日頃から気を配り、愛犬のSOSサインを見逃さないようにしたいですね。


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