犬がこけるのは何かの病気?転倒を防ぐ方法はある?
最近、愛犬がよく転倒するようになったんだけど…。
これって、病気のサイン?どうしたらいいの!?
徐々に手足の動きが思うようにいかなくなって、見た目も変わってきた愛犬。
年齢のせいかもしれませんが、最近よく転ぶようになっていませんか?
余りに転ぶ回数が増えてくると病気も疑ってしまいますよね。
ここでは、犬がよく転ぶという現象から病気に繋がるのか見ていきましょう。
家族である愛犬のことを守れるのは飼い主さんだけですよ( ̄▽ ̄)
犬でもこけることってあるの?
Original update by:mix
実際、以下のような原因がない限り、犬はあまり転ぶ事はありません。
◇冬場で路面が凍結している
◇床が滑りやすくて転ぶ
◇小型犬は関節が弱いので脱臼で転ぶ
◇疲れやすくて長時間歩いていると疲れで転ぶ
こんな風に、飼い始めた時からよく転ぶ犬の場合はあまり問題がないのですが、
今まで問題なかったのに、急に転ぶようになったという場合は気になります。
もし、あまり転ぶことのなかった犬がよく転ぶようになったのであれば、
様子を観察しながらも症状が続くようであれば、注意が必要になります(゚д゚)(。_。)ウン!
転ぶだけならいいのですが、転んで怪我をしたり、脳震盪を起こしては大変です。
犬がよくこけるようになったら、何かの病気の前触れなのでしょうか。
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犬がこけるのは何かの病気?
犬がよく転ぶようになったと気づいたら、どんな病気を疑えば良いのでしょうか。
もちろん動物病院で診てもらうことが大切なのですが、
事前に知識として知っておくと心構えにもなります。
・水頭症
水頭症とはその名の通り頭の中に水がたまっている状態です。
脳内の液体成分が過剰に貯留し、脳が異常に拡張した状態をいいます。
犬に現れる症状としては、
ぼんやりしている時間や眠っている時間が増えます。
また、
歩き方がおかしかったり、よく転んだり、転んだあとに上手く立ち上がれない
などの症状が目立ちます。
犬によっては、水頭症でも目立った症状が現れない場合もあります。
水頭症には、先天的な原因と後天的な原因があります(ノ_-;)ハア…
出生前のウイルス感染や発育不全による原因が大きい先天性の場合は、
予防ができないので、すぐに病院で診てもらう必要があります。
頭部の外傷や脳腫瘍などが原因になる後天性の場合は、
思い当たる節があれば早いうちに病院に行く方が良いでしょう。
放っておいても治らないので、必ず医師に相談することが重要です。
・脱臼
実は犬は関節が弱い生き物なのです。
そんな犬に多い病気として「膝蓋骨脱」と「股関節脱臼」があります。
共通して見られる症状としては、
歩き方がおかしい、スキップするように走る、足の向きや動きがおかしい、よく転ぶ
などがあげられます。
「膝蓋骨脱臼」の「膝蓋骨」とはいわゆる「膝のお皿」のことで、
膝を伸ばしたり縮ませたりするときに、
靭帯をずらさずに関節がスムーズに動くようにしている骨です。
この骨が脱臼してしまうと、
靭帯の機能が果たせなくなり足を着くことが不可能になります。
全ての犬種で起こるといえますが、
特にチワワ・トイプードル・マルチーズなど小型犬に多いです。
「股間節脱臼」は、股関節の骨盤と大腿骨をつないでいる靭帯が切れて、
大腿骨が股関節からずれてしまった状態をいいます。
股関節のくぼみが浅いと、大腿骨がしっかりはまっていないので、
更に脱臼しやすくなります。
大型犬によく見られる症状で、遺伝的な要素が強い病気と言われていますΣ(T□T)
脱臼は、飼い主さんが
むやみに足を触ったり動かさないようにして病院に行きましょう。
よく転ぶようになったから病院に連れて行ったものの、
異常なしと判断される場合もあります。
その場合は病気を疑うよりも、犬の老化が原因となっているのかもしれません。
犬がこけるのは老化が原因かも?
Original update by:Matthew Szwedowski
人間と同じで、犬も老化していきます。
見た目は変わらなくても、着実に足腰に年齢が影響してくるのです。
愛犬がよく転ぶようになったけれど、病院では特に異常は見られなかった場合は
犬の老化が原因になっているのかもしれません。
高齢の犬が衰えやすい身体の箇所として、多く挙げられるのが「足」です。
特に後ろ足は弱りやすく、転倒してしまうことがあるので注意が必要です( ̄× ̄)b゙NG!!
ただの転倒で済むなら良いのですが、転んで怪我をしたり痛い思いをすると、
犬も歩くことが怖くなり自信を失ってしまい、
結果、自ら歩くことをやめてしまう場合もあります。
更に老化が進むと「視力が落ちる」ことがあります。
目が見えなければ、その分障害物に気づくことが出来ずにつまずくことが増えます。
転ぶだけでなく目の前の障害物に衝突したり、
穴に落ちたりと日常生活にも支障が出てきますね。
犬にとってもバリアフリーな環境にしてあげることが大切です。
最後に「爪」のケアにも注意してあげましょう。
爪が伸びていると肉に爪が食い込んだり、長い爪が絨毯にひっかかって
予期せず転ぶ原因になります。
犬は自分で爪を切ることができないので、飼い主さんが気づいてあげるしかないのです。
定期的に爪を切ることを心がけてみてくださいね(*^-^)ニコ
犬の老化は徐々に始まる場合もあれば、急に症状が現れることもあります。
もし老化による足腰の弱りやよく転ぶ症状を見つけた場合は、
飼い主さんに何ができるのでしょうか。
犬がこけるのを防ぐ方法はある?
老化によって愛犬がよく転ぶようになったのであれば、
気を付けてあげたいことがあります。
まずは室内の環境を整えましょう。
段差が大きいなと感じる部分があれば板を置いてあげる、
角のある家具には保護を施すなど、
転んだりぶつけたりしないような手間が必要です。
また犬が通る道は、床に柔らかいものを敷いてあげるのも良いですね。
現代ではフローリングの床で生活するのが一般的になりました。
衛生的で清潔感があり、見た目もいいフローリングは人間にとっては良いですが
犬にしてみると「氷の上を歩いている」ようなものです∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!
すなわち、いつも滑りやすい環境に身を置いているので、
老犬でなくても転ぶことが多いはず。
そこでおすすめしたいのが、「コルクマット」です。
ジョイント式のコルクマットなら必要な部分だけに使用することができます。
また、汚れた場合も拭き取ったり、丸ごと洗えるものもあり、掃除が楽です。
汚れがひどい場合は部分的に交換もできますね。
更に犬のひっかき傷からフローリングを守ることもできます。
こんなに便利なのに低コストなのが更に嬉しいところです。
他にも犬自身に滑り止めを施す方法もあります。
犬の足裏には「肉球」がついていて、足の骨や関節を地面の衝撃から守り、
滑りやすい場所でのブレーキの役割も果たしています。
しかし加齢による老化によって肉球が乾燥してしまうと、
歩く時に滑りやすくなってしまいますよね。
そこで活用したいのが「肉球ケアクリーム」です(⌒-⌒)ニコニコ…
清潔にした肉球に塗りこむだけで乾燥やひび割れを防止します。
これだけでも滑って転ぶ確率はずいぶん減るはずですよ。
まとめ
いかがでしたか?
愛犬がよく転ぶな、と思ったら、
まずは病気の可能性を考えて動物病院に相談しましょう。
そこで病気ではないとなった場合は、
老化による足腰の機能低下が考えられますので、速やかに環境を整えたり、
散歩のコースを工夫したり、ケア商品を利用するなど策を練りましょう。
大切な家族の為、痛い思いをしたり歩くのに自信をなくしてしまったら可哀そうです。
犬の気持ちを考慮しながら、
犬も人も心地よい環境を作っていきたいものです(‘▽’*)ニパッ♪


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